バラ苗導入

なかなか決まらなかった農地が見つかり 2014 年の春からバラを植え付ける事となり最初は大きな株を植え付けるのが早いと考え植え付けました。その後新苗もどんどん植え付けました。小さな新苗も夏には大苗と変わらないぐらいに枝を増やす品種もあり秋には立派な花を見せてくれました。

 

これまでは大苗の方が育ちが早く有利だとばかり思っていましたが四季咲き品種では新苗からでも充分育ってくれる事を実感しました。今までの自分の中での常識がどんどん変わっていくのに驚きます。有利だと思ってしていたことがそうでもないということも色々と出てきます。切り接ぎ苗よりも芽接ぎ苗の方が継ぎ口が一体化するのが早いこと。継ぎ口から折れるという事故が少ないことも実感。

継ぎ口から折れたカーディナル ド リシュリュー
継ぎ口から折れたカーディナル ド リシュリュー

出荷用の鉢苗ばかり作っていたので土地に植え付けるという楽しみもこの一年でずいぶん感じました。鉢ではなかなか枝が出なかった品種も大地に離すとたくましく育ってくれてその品種の印象がずいぶん変わりました。10 年以上バラの生産販売をしていても新発見がたくさんあります。まだまだ出発したばかり、これからも自分なりに進めていければと思います。